WindowsでQEMUをビルドする手順

64bit Windows環境でQEMUをソースコードからビルドする手順を紹介します。

必要なもの

手順

すべての作業はMinGW-w64 Win64 Shellで行います。

最初に、ビルドに必要なツールパッケージをインストールします。

次はQEMU本体のソースコードをダウンロードします。git公式リポジトリからダウンロードします。

ソースダウンロード後はqemuフォルダに移動し、必須ライブラリをダウンロードします。

次は、どの機能を有効にしてビルドするかの設定を行います。設定できる項目全体を表示するためには以下のコマンドを使います。

今回はSDL2によるグラフィック機能だけを有効にした最小構成でビルドします。SDL2はライブラリがインストールされていた場合は自動で有効になるので、ライブラリのインストールだけを行います。(もし他の機能を有効にしたいなら必要なライブラリをインストールして、configureコマンドを実行する時に追加してください。)

すべての設定を適用してビルド準備を行います。依存ライブラリのビルド中でwarningが出た場合、処理が止まってしまうのでwarningを無視する–disable-werrorオプションを入れます。[INSTALL_PATH]は自分の環境に合わせて変更してください。

最後にQEMU本体をビルドし、[INSTALL_PATH]で設定したパスにインストールします。

これでソースコードからQEMUをビルドできました。しかし、MSYSシェルなかで実行する分には問題ないですが、MSYSシェル以外で実行するためには依存DLLファイルをQEMU本体と同じフォルダに置かないといけません。MSYS2のルートフォルダのmingw64フォルダから以下のファイルを先ほどの[INSTALL_PATH]にコピーします。

SDL2以外の追加機能を有効にした場合は同じく必要なDLLファイルをコピーしてください。(Dependecy Walkerを使うと簡単に必要なDLLファイルを見つけられます。)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

Note: Commenter is allowed to use '@User+blank' to automatically notify your reply to other commenter. e.g, if ABC is one of commenter of this post, then write '@ABC '(exclude ') will automatically send your comment to ABC. Using '@all ' to notify all previous commenters. Be sure that the value of User should exactly match with commenter's name (case sensitive).