数日前、NOKIAのWindows Phoneデバイス「Lumia 1520」が届きました。海外サイト(expansys)でUnlock版を購入してから約3日程度かかりました。今日のポストはこのLumia 1520のレビューです。
まずは具体的なスペックを確認してみましょう。公式HP (http://www.nokia.com/global/products/phone/lumia1520/)に載っているスペックはこんな感じです。(詳細はHPを参照してください)
- Main camera sensor: 20 MP, PureView
- Display size: 6”
- Display resolution: Full HD (1920 x 1080)
- Processor name: Qualcomm Snapdragon™ 800
- Maximum talk time (3G): 25.1h
- Battery capacity: 3400mAh
注目すべきスペックは「SDカードのサポート」と「Full HD解像度」ですね。以前のWindows PhoneではSDカードや高解像度などはサポート外でしたので、これは非常に嬉しい機能です。
ではまず商品が届いた際の箱の状態からみてみましょう。
Lumia 1520の箱はシンプルです。製品の本体と簡易マニュアル、USBケーブルとバンドルのイヤホン、充電用アダプターが入っています。充電用のアダプターはグローバル仕様なので、追加の変換コネクターが必要ですが、expansysから購入するとLumia 1520の箱と一緒に入っています。アジア地域のexpansysは香港から発送になるせいか、マニュアルはすべて中国語でした。
本体はこんな感じです。6インチの大きさは文庫本より若干小さいぐらい(縦はより長い)です。上部にはイヤホンジャック、下部にMicro USBのポートが付いています。正面からみて左上の側面にSDカードとUSIMカードスロットがあり、右側面にボリューム、電源、カメラシャッターボタンがついています。Lumia 1520以前の私が使っていた携帯はGalaxy Nexusで、これは左側にボリュームボタンがあったせいか最初は違和感がありました。裏面にはスピーカーとカメラが付いています。カメラは背面より少し飛び出しています。
本体ボディーは無光沢のプラスチックで、非常に触り心地が良いです。光沢だと指紋がついたりして汚れやすくなりますが、無光沢なのでその心配はいりません。
次はソフトウェアを見てみましょう。Lumia 1520はWindows Phone 8 OSを採用しています。下部には左から順番にBack, Start, Searchの３つのボタンがあります。Homeボタンを押すといつでもStart画面(Androidのホーム画面)に戻ります。Backボタンを長押しすると、開いているすべてのアプリ一覧が表示され、アプリの切り替えができます。もちろん個別アプリの終了もここでできます。Searchボタンを押すとインターネットブラウザが起動され、検索サイトの画面が表示されました。
上部には現在のネットワーク状態のバッテリーの残量、時刻などが表示されます。しかしAndroidと違い、上部のスライドさせても何も起きません。iOSやAndroidのようなNotification Center的な機能がまだWindows Phoneにはないためです。個別アプリのNotificationは一度上部に表示されたあと、時間がたつと消えてしまいます。その代わり、Windows Phoneは「ライブタイル」機能によってアプリの状態を表示することができます。例えばメールアプリなどはアプリのタイル(Androidのアプリアイコンみたいなショートカットと考えてください)に最後に受信したメールの内容や未確認のメールの数などが表示されます。
※Notification Center機能は次回のWindows Phone アップデートで追加される予定です。
アプリ間の切り替えやアニメーションなどは非常にスムーズに動きます。仮想マシンで動くAndroidと違い、よく最適化されている感じです。この性能を活かすアプリがまだ不足していますが、これは時間が経てばいずれ解決されるはずです。(KANOTYPEもWindows Phone用のアプリの開発ができるようになりました！)
Lumia 1520には最初にNOKIAのバンドルアプリ(地図アプリのHere、カメラアプリ、マガジンアプリなど)と、Microsoft Officeのアプリが入っています。まだGoogle系のアプリはWindows Phoneにはありません(非公式ならいくつかありますが)。Microsoft Officeアプリはやはり本家は本格的です。SkyDriveとの同期もスムーズに行われますし、表示や編集機能も簡略化されていますがしっかりしています。特にOneNoteはAndroid用のアプリとは別物です。
Windows Phoneは確かにまだ不便なところが多々あります。しかしかなり早いペースで改善されていて、そのユーザ数もだんだん増えています。Lumiaシリーズのような完成度の高いWindows Phoneデバイスも続々登場していますので、ぜひ試してみてください。
