今回はオープンソースゲームの紹介です。「X-COM」は1994年に第一弾がリリースされ、2012年末、最新作「XCOM: Enemy Unknown」がリリースされました。
エイリアンの侵攻から街や都市を防御しながら、様々な種類のエイリアンとそのUFOを研究し、開発した装備を用いてエイリアンとの戦争から勝利するのが目的です。
しかし、1994年作の第一弾「X-COM:UFO Defense」はリリースから結構な時間がたちましたので、最新のOSでは起動が難しいです。Steamから販売されるようにDOSBoxを用いて当時の環境をエミュレーションして起動することもできますが、ゲーム自体を最新OSから起動できるように再実装したのが今回紹介する「OpenXcom」です。
OpenXcomはC++とSDLを用いて、「X-COM:UFO Defense」を再実装したものです。ソースコードは高い移植性を持っており、様々なOS上で起動できるようになっています。
ただし、OpenTTDのようにゲームデータまでオープンソース化されたわけではないので、オリジナルゲームのデータが必要です。当時のデータはもちろん、Steam版のデータもそのまま利用できます。
また、オリジナルバージョンのいろいろな制約をなくすため、オリジナルセーブデータをそのまま利用することはできません。(セーブデータ・コンバータの提供を予定しているらいしです。)
まだ完成版ではないので、すべての機能が実装されたわけではありませんが、戦闘や指揮画面など重要な部分は大体実装されています。
公式HP:http://openxcom.org/