Packt Publishingから発売されたUnity3Dの入門書です。ゲーム開発書籍の割には300ページというちょっと薄めの本なのですが、Unity3Dの基礎をとてもわかりやすく解説しています。
しかし、あくまでもUnity3Dエンジンの解説書であるため3Dグラフィックのための数学や衝突検出などの説明はほとんどありません。またUnity3D内部で使われるスクリプト言語に関する説明もあまり詳しくありません。C#やJavaScriptなのど言語の基礎知識があって、3D環境での数学的知識がある程度備わっているのを前提に話を進めていきます。
内容的にはまずUnity3Dの総合開発環境の各部分の説明から始まり、ゲームオブジェクトの作り方、ゲームコンポーネント概念、ワールドエディタ(地形エディタ)などの使い方、ゲームオブジェクトとスクリプトの連携などがあります。本の全体を通して読者はFPS視点で簡単な相互作用可能なオブジェクトがある簡単な「島」の作り方を習うことになります。
まずはこの本でUnity3Dの基礎知識を習得しておくと、Unity3Dの公式フォーラムの各種テクニックやサンプルが容易に理解できるようになると思います。
私も最近Unity3Dを使おうといろいろ勉強中なのですが、この本はとても参考になりました。
http://www.packtpub.com/ でe-book版を購入することもできます。
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